神戸が「世界生活環境調査・都市ランキング」で、国内1位、世界では49位をマーク!


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アメリカのコンサルティング会社マーサー社が、世界231都市を対象に、政治的な安定や医療保険制度、教育、犯罪、娯楽、交通など39の項目から、最も生活の質が高い都市を評価。その2019年のランキングが発表されました。

驚くべきことに、国内の政令指定都市では神戸が最上位!同位の東京と並ぶ水準として評価されました。世界の中では49位と、国内都市の評価が低めというのは意外でしたが、素晴らしい都市が多く存在する日本の中で、自分が住んでいて、会社を構える自都市が国内で最も住み心地の良い街に選ばれたことはとても誇らしい事です。

ただ、世界基準でこの順位にマークしたにもかかわらず、街中でのインバウンドの対策はまだまだ後進国と言えると思います。

僕自身耳が痛いのが街中の英語対応の低さ。そして、個人的に問題視しているのが「宿泊費の高さ」が挙げられると思います。市役所の方々は口を揃えて「大阪京都に比べて街の魅力があまりないからでは?」とか「夜が元気がないからでは?」とかよく耳にしますが、違います。

訪日旅行客の中での「簡易宿所」の利用者数と、「平均宿泊料金」を切り離して考えなくてはいけません。宿泊場所だけでの旅行客のお財布事情ではなく、1人がどれだけ街全体にお金を使うか。ここを見るべきではと思います。
神戸の「観光・ホテル旅館協会」の中心は有馬温泉主体であり、おわゆる「民泊」を規制する方針です。有馬という、ごく一部の狭いエリアの保身のおかげで、街の安宿が増えず、結果的に宿泊者数が伸びません。

夜の街に元気がないのも無理がありませんね。
行政は一部の地域の既得権益の為に、神戸市内全体の経済低迷を選ぶのでしょうか?