TEDxKobe 2017が終了しました


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TEDxKobe 2017が終了しました

@TEDxKobe 2017が終了しました。
年末のラッシュに終われ、少し休憩がてら、怒涛の12月を少し早めに振り返り。第一弾。

 

「価値あるアイディアを広めよう」を理念に掲げ、世界各地で開催されるTEDxKobeでは、毎年クリエイティブチームの一員として参加しています。

手前味噌ながら、今回のイベントは本当に素晴らしかった。スピーカーさんのトークは何度か涙腺が緩んでました。
TEDxKobeに参加するからには、日本のどのTEDxイベントにも負けないデザインクオリティにしたい、世界中のどのTEDxでも誰も思いつかなかったような事をやりたい。内心、そんな意識で取り組んできました。
一昨年からは、会場の装飾にも目を向けたり、昨年はオープニングの演出について考えたり、単に印刷物をつくるだけではなくて、TEDxKobeの考えやテーマを、参加者にどう表現するか。デザインから働き掛ける方法を探ってきました。

TEDxKobeでは、スタッフは技術や経験を無償で提供してつくり上げられています。これはTEDという強いブランドの力によって支えられている事も大きいし、シンプルに「おもろい事やったらあんたの為に一肌脱ぐで」っていう、個々のつながりによっても支えられています。

TEDxKobe 2017のテーマを表現する、メインビジュアルとして、大学の同級生仙石 彬人 (Akito Sengoku)のアートワークがマッチするな、と、スタッフの皆に提案→決定。
それからは、仙石くんに、さらににしもと ひろこちゃんの声のパフォーマンスも加わって、遠く京都から何度も撮影や打ち合わせで足を運んでくれて、ただただ、申し訳ないという気持ちばかりでした。
正式なパフォーマーとして登壇してもらう事になって、本当に嬉しかったし、一肌脱いでくれた彼に少しでもお返しができるかも、なんて思ったり。

近頃、どうやったら「ひとつをみんなで」創り上げることができるんだろうとか、本屋さんでも、スタッフのみんなと一緒に創ってるんだ!っていう感じを共有するにはどうすればいいんだろうとか、僕だけではつくり得ない大きなプロジェクトを協働する取り組みの難しさについて、考える機会が増えてきました。

いつもなら、自信をもてなくて、一緒に取り組む人たちに、すぐに「申し訳ない」とか「だいたいでいいよ」とか言って、最後は自分ひとりで尻拭いして、手一杯になってしまって、また周りに迷惑をかけたりの悪循環で、一緒に取り組んでいる人との間に、壁をつくっていたんだなと。
その間違いに気づかされる機会が多々ありました。

一緒に時間を割いて頑張ってくれているから、ちゃんと結果でお返ししなきゃっていう責任とか、そもそも、今やろうとしている事が、本当に大切で、意義のある事なんだっていう自分自身で思い切る事、もっといいものをつくりたいからやりたい事をちゃんと伝えるっていう事が、今の自分自身には必要なんだなって。

storageの準備では本当にいろんな人たちが助けてくれたし、TEDxKobeも、デザインチームのスタッフのみんなが僕不在で例年以上に安定感のある運営をしてくれて。
会社の社長とか、TEDxKobeのアートディレクターとか言われると逃げてたけど、今の僕にはその組織だったり、デザインをちゃんと自分自身の責任でもって、どこのデザイン事務所やTEDxよりも誇れるものにする必要があって、それが一緒にいてくれる人たちに返す責任なんだと。

そうなると今までの自分自身の無責任さだったり、見て見ぬ振りをしてきた事が怒涛のように襲いかかるんだけど、今からでも少しずつ取り戻していきたいと、そんな気づきを頂いた、1ヶ月でした。

TEDxKobeのスタッフ、パートナー、スピーカーの皆さん、その他一緒に関わってくれた方々、本当にありがとうございました!

いい写真は以下、Flickrにアップされていますので、ぜひご覧ください!^^

https://www.flickr.com/photos/tedxkobe/